企業が実施するタイアップとコラボの違いとは?

マンガ・アニメのIP活用において「タイアップ」という言葉と「コラボ(コラボレーション)」という2つの言葉を耳にしたことがあると思います。どちらも同じような意味合いで捉えている人も多いと思いますが、実はタイアップとコラボは明確に異なります。
企業が行なうタイアップとコラボの違いを紹介します。
タイアップとは
「企業がIPの力を借りて広告・宣伝を行うこと」
マンガ・アニメのキャラクターなどIPを活用し、企業が主体となって企画・クリエイティブ制作・広告・宣伝など、商品やサービスのマーケティング活動を行ないます。
タイアップの目的とは
企業の商品やサービスの販売促進、新商品やサービスの認知拡大、新規ユーザーの獲得、ブランドイメージ向上などを目的とします。企業は目的達成のためにIPの力を借りてマーケティング活動を行います。
タイアップのメリット
〇 新商品やサービスの知名度が低い場合でも、IPの力を活用して認知拡大を図ることができる
〇 マンガ・アニメが持っているイメージや好感度を企業や商品・サービスにも付与することができる
〇 タイアップした商品やサービスのキャンペーンを実施し、興味関心を集めて集客へと繋げることで売上アップが期待できる
タイアップの事例
ガーナミルクチョコレート×『SPY×FAMILY』
写真引用:【ガーナミルクチョコレート:『SPY×FAMILY』タイアップ企画】母の日に加え、父の日にも、ガーナが感謝を伝えるお手伝いをします! | 株式会社ロッテのプレスリリース
©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
タイアップ企業:株式会社ロッテスイーツ・スナック菓子
タイアップ期間:2024年3月28日㈭~2024年6月16日㈰
母の日・父の日に合わせてタイアップ企画を展開。母の日で4点、父の日で1点のグラフィックビジュアルを公開。また、「#かぞくのひサプライズさくせん」という企画を特設サイトで紹介。感謝を伝えたいけどどうすればよいか分からないユーザーに向けて悩みを解決するコンテンツが展開されている
上記のガーナミルクチョコレート×『SPY×FAMILY』のタイアップ事例では、ガーナミルクチョコレートの販促活動として『SPY×FAMILY』を活用していることが分かります。
その他タイアップ例
〇 売上を伸ばすために、商品をPRしてくれる広告塔としてマンガのキャラクターを起用した
〇 アニメのワンシーンを活用しながら商品を訴求するCMを制作した
〇 新製品のパンフレットにアニメのキャラクターのイラストを使った
〇 企業のCxOにマンガのキャラクターが就任した
コラボ(コラボレーション)とは
「マンガ・アニメのライセンサーと企業が共同で企画・制作を行い新しい価値を創出すること」
タイアップでは企業が主体となってIPの活用方法や企画を考えますが、コラボではマンガ・アニメのライセンサーと企業が共同で企画・制作を行います。
コラボの目的とは
お互いのブランドを融合させて、相乗効果によって新たな価値を生み出すことを目的とします。
コラボのメリット
〇 コラボによって創出された新しい価値による話題性の向上により、UGC(ユーザー生成コンテンツ)が生まれ、認知拡大に繋がる
〇 コラボ企画に参加した、商品やサービスのファン、マンガ・アニメのファンの両者のUX(ユーザーエクスペリエンス)を高める
〇 コラボ限定イベントやグッズ販売などにより収益が見込める
コラボレーションの事例
大自然の冒険テーマパーク ネスタリゾート神戸との初のコラボレーションイベント【進撃のネスタ】
写真引用:【ネスタリゾート神戸】大人気アニメ 『進撃の巨人』の世界を満喫 初のコラボレーションイベント【進撃のネスタ】9月21日(土)~11月10日(日)期間限定
Ⓒ諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
タイアップ企業:株式会社ネスタリゾート神戸観光スポット・施設
タイアップ期間:2024年9月21日(土)~2024年11月10日(日)
大自然の冒険テーマパーク ネスタリゾート神戸が『進撃の巨人』と初のコラボレーションイベントを期間限定で開催。【進撃のネスタ】として、調査兵団の入団をかけて指定された3つ以上のアクティビティに挑戦する「アクティビティ踏破ミッション」やオリジナルグッズ・コラボフード・宿泊コラボルームなどによって『進撃の巨人』の世界観を堪能することが可能。
上記の大自然の冒険テーマパーク ネスタリゾート神戸との初のコラボレーションイベント【進撃のネスタ】では、ネスタリゾート神戸と『進撃の巨人』によってアクティビティという新たな価値が創出されています。
その他コラボ事例
〇 作家先生の地元である市役所と作品によるイベント開催
〇 企業がアニメの世界観を取り入れた謎解きイベントを開催
〇 テーマパークにアニメの世界観を取り入れたアトラクションの開発
〇 有名アパレルブランドが人気キャラクターのオリジナルTシャツを販売
以上のように、タイアップとコラボでは意味合いが異なります。しかし実際には、タイアップやコラボという表現が混在していたり、タイアップであるケースであっても、ユーザーに認知されやすい「コラボ」と表現しているケースが多い傾向にあります。
タイアップ、コラボレーションのデメリットやリスクとは?
タイアップやコラボの実施は、企業側からするとマンガ・アニメのファン層に商品やサービスを認知してもらうキッカケとなります。
また、ライセンサー側からしても、マンガ・アニメを知らなかった商品やサービスの利用者に興味を持ってもらうキッカケとなります。
お互いにとって多くのメリットが見込めますが、デメリットやリスクも理解しておくことが大切です。
タイアップ・コラボのデメリットとリスク
〇 タイアップやコラボには権利関係の確認・企画・契約・クリエイティブ制作・監修など工数と手間が掛かり、実施までに多くの時間を要する
〇 著作権使用料の関係で通常のマーケティング活動にかかる費用に比べて高額になる可能性が高い
〇 マンガ・アニメの世界観を崩してしまったり、表現方法を間違えると炎上のリスクがある
〇 炎上してしまうことで商品やサービス、作品に対してマイナスの影響を与えてしまう可能性がある
デメリットを軽減しリスクを抑える方法
上記でもお伝えさせていただいたように、タイアップやコラボの実施には、工数と手間が掛かるというデメリットがあります。また、炎上やマイナスイメージを与えてしまうリスクもあります。
「工数を削減しリスクを抑える方法はないのか?」
それが「IP取り扱い経験が豊富な企業に支援してもらう」ことです。
弊社ではIP活用の支援を多くの実績から得意としています。例えば、過去のIP取り扱いの経験から「効果的なIP活用の企画・アイデア出し・提案」を行うことができます。それにより企画にかかる工数の削減に繋がります。
また、ライセンサーと企業の間に弊社が入り進行管理を行うことで、無駄なやり取りが減り、ディレクション工数を削減することができます。
さらに、作品の世界観を理解し、過去の経験からNGの使い方や表現方法についての知見があるため、弊社が監修の一次対応を行なうことができます。それにより監修にかかる工数の削減ができると同時に、不適切な表現方法による炎上のリスクを抑えることができます。
マンガ・アニメのタイアップやコラボに興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
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